著者について
Lucidnote を書いているのは Lucid です。15 年目のバックエンド/インフラエンジニアです。
出発点はシステムインテグレーションで、共通フレームワークを書き、小さなチームをまとめていました。その後は通信、公共、EC、教育、メディアと移りました。ドメインどうしに共通点はほとんどありませんでした。問題のほうはだいたい同じでした。
ここ数年は、自分がつくるプロダクトでエンジニアが自分一人です。アプリ、API、その下のサーバー、その上に載るモデル呼び出し。全部やると、気にする場所が変わります。都合の悪い時間に自分を呼び出すことになりそうなものが、片っ端から嫌になってきます。
これらのノートのもとになった仕事は、たいてい地味です。動いているバックエンドを止めずに、三つの言語スタックから一つへ移したこと。ハードウェアも壊れ方もそろっていない GPU にジョブを割り振ったこと。楽だからという理由でリクエストの経路に入れられ、そのまま何年も残っていたマネージドサービスを、そこから外したこと。同じ運用をまた手でやる代わりに、コンソールをつくったこと。
直近につくったのは、ある医療分野向けのリアルタイム通訳サービスです。この分野は汎用の翻訳が用語を取り違える頻度が高く、それが問題になります。そこでパイプラインは、翻訳を始める前に整備された用語集で用語を引きます。
ここの記事はその仕事から出てきます。だいたいは、壊れたものの話か、見た目より難しかった判断の話です。
誤りのご指摘は歓迎します。お問い合わせページから直接わたしに届きます。